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ララ・ウェンデル 「ゴーストハウス」 

ララ・ウェンデル 番組詳細はこちら

何とも不思議な雰囲気の女優さん。決して美人ではないものの、どこかタダモノじゃない雰囲気を持った人。なんだか世間を悟りきったような、ものすごく冷静な表情が印象的なんですよね。しかも、やけに脱ぎっぷりがいい。そもそも、本邦初登場作品がロリコン・マニアのバイブル「思春の森」('77)ですからね。そりゃ、ダタモノじゃないわな(笑)。12歳にして全裸のセックス・シーンに挑戦。確かに凄いとは思うのだが、この人の親は一体何を考えてたんだろう……と余計なことを心配してしまいますよね。

 

そうかと思えば、サルバトーレ・サンペリ監督の「美しき少年/エルネスト」('79)では双子の兄妹役で登場。そう、一人で二役をやってます。でもって、兄妹して主人公の美少年エルネストとウッフン♥な関係に。「デシデーリア=欲望」('80)では母親ステファニア・サンドレッリと男を奪い合う始末だし。それにしても、この当時だってまだ15歳ですよ。悟りきったような顔にもなりますわな(笑)。

そんなララ・ウェンデル。ホラー映画にも非常に縁の深い女優さんですね。デビュー作はジョージ・ヒルトン主演、トニーノ・ヴァレリ監督のジャッロ“Mio Caro Assassino”('72)。誘拐殺人事件の犠牲になる少女ステファニア役で、当時は本名のダニエラ・ラケーレ・バルネスを名乗ってました。母親はドイツの女優ブリッタ・バルネス。フランチェスコ・バリーリ監督の傑作サイコ・ホラー“Il Profumo della Siognora in Nero”('74)では、ミムジー・ファーマー演じるヒロインの少女時代を演じています。

日本のホラー・ファンに認知されるようになったのは、アルジェントの「シャドー」('82)が最初ですかね。アンソニー・フランシオサ扮する作家ピーター・ニールがローマで泊まるアパートメントの管理人の娘マリア役。好奇心旺盛なのがアダになって、番犬に追いかけられた上に殺人鬼の犠牲になってしまいました。そんな彼女も、ランベルト・バーヴァ監督の「キャロルは真夜中に殺される」('86)ではヒロイン役に昇格。タイトル・ロールであるキャロル役を演じていました。さらに、「キリング・バード」('87)や「ゴーストハウス」('87)、ルチオ・フルチが共同監督を務めた「悪魔の教団/レッド・モンクス」('88)と立て続けに主演。80年代イタリアン・ホラーの隠れたスクリーム・クィーンとなります。

その一方で、彼女はフェリーニの「インテルビスタ」('87)とかアントニオーニの「ある女の存在証明」('82)といった巨匠の作品にも小さい役で結構出ています。最後の出演作となったのが名匠マウロ・ボロニーニ監督の「金曜日の別荘で」('92)。どんな役だか忘れてしまうくらい小さな役でしたが、一応日本版パンフにはプロフィールも載っていました。まあ、案の定70年代のエロ映画や80年代のホラー映画には全く触れられていませんでしたけどね(笑)。

ララ・ウェンデル Lara Wendel

 

1963年3月29日、ドイツ・ミュンヘン生まれ。

 

フィルモグラフィー

金曜日の別荘で('91)

悪魔の教団/レッド・モンクス('88)

インテルビスタ('87)

キリング・バード('87)

ゴーストハウス('87)

対決2/マフィアに挑んだ刑事('87)<TVM>

誘惑の香り('87)<日本未公開>

キャロルは真夜中に殺される('86)<未公開>

ある女の存在証明('82)

シャドー('82)

デシデーリア=欲望('80)

美しき少年/エルネスト('79)

思春の森('77)


日時: 2007年 07月 13日, 11:26 AM  |  コメント (1)

コメント (1)

『シャドー』の無邪気な少女っぷりは印象に残っています。無邪気なほどいっそう殺人が際立ちますよね。『ゴーストハウス』、見てみたい!!

投稿者: ジャンボタニシ

日時: 2007年 07月 18日, 12:33 PM

           

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